ご利益:「厄除け」「家内安全」「商売繁昌」「身上安全」「心願成就
喜多院(きたいん)は、埼玉県川越市にある天台宗の寺院で、山号は星野山(せいやさん)。良源(慈恵大師、元三大師とも)を祀り、川越大師とも称されています。建物の多くは重要文化財に指定され、貴重な美術工芸品を有する寺宝も豊富です。広大な境内は池や掘を巡らせた景勝地として知られており、四季折々の行楽客で賑わいます。初大師(だるま市)、節分、護摩講塔、七五三、菊祭りなどの行事も行われ、また川越七福神巡りの第3番で大黒天を祀っています。境内には五百羅漢の石像もあり、その他にも多くの信仰対象が存在します。正月三が日の初詣では埼玉県内の寺院の中でも最も多い約40万人の参詣客が訪れる一大イベントとなっています。
喜多院の歴史は古く、平安初期の天長7年(830年)に慈覚大師円仁によって天台宗の教えを広めるために無量寿寺として創建されました。その後、歴史的な事件や乱によって衰退する時期もありましたが、鎌倉時代後期に尊海僧正によって再興され、関東天台宗の本山として隆盛を迎えました。江戸時代には徳川家の保護を受けてさらに栄え、多くの僧侶や歴史的な出来事が結びついています。また、五百羅漢の石仏や、慈恵大師良源の信仰も重要な要素です。
喜多院は、その美しい境内や歴史的な背景、慈恵大師への信仰などが人々を惹きつけ、多くの参詣客が訪れる場となっています。
アクセス :西武新宿線本川越駅から徒歩で10分、東武東上線川越駅から徒歩で20分
所在地 : 〒350-0036 埼玉県川越市小仙波町1丁目20−1
電話番号 :049-222-0859
参拝時間 :9時00分~16時30分
休業日:なし
紹介動画
貴重な重要文化財を拝観して境内を散策