ご利益:厄除け、病気封じ
大徳寺は、京都市北区紫野大徳寺町にある臨済宗大徳寺派の大本山の寺院です。山号は龍宝山。本尊は釈迦如来。開山は宗峰妙超(大燈国師)で、正中2年(1325年)に正式に創立されています。
大徳寺は、京都でも有数の規模を有する禅宗寺院で、境内には仏殿や法堂をはじめとする中心伽藍のほか、20か寺を超える塔頭が立ち並び、近世寺院の雰囲気を残しています。
大徳寺の見どころは、以下のとおりです。
- 唐門:聚楽第の遺構と伝えられる、豪華な彫刻に飾られた桃山時代の代表的建物です。
- 方丈:禅宗方丈建築の典型で、室内は狩野探幽の襖絵で飾られています。
- 方丈庭園:江戸初期の枯山水庭園として有名です。
- 千利休ゆかりの塔頭:千利休が茶室を残した「待庵」や「待庵茶室」などがあります。
大徳寺は、禅宗文化の宝庫であり、京都を代表する観光スポットです。
(大徳寺の歴史)
大徳寺は、1315年に播州の守護赤松円心の寄進により大燈国師宗峰妙超が開創しました。その後、花園天皇と後醍醐天皇の厚い帰依を受け南北両朝の勅願寺となりました。
室町時代には応仁の乱で荒廃しましたが、一休和尚が復興しました。
桃山時代には豊臣秀吉が織田信長の葬儀を営み、信長の菩提を弔うために総見院を建立併せて寺領を寄進、それを契機に戦国武将の塔頭建立が相次ぎ隆盛を極めました。
江戸時代には、千利休が茶の湯の流派の一つである大徳寺派の開祖となり、大徳寺は茶の湯文化の中心地となりました。
アクセス :京都市バス「大徳寺前」下車徒歩すぐ
所在地 : 〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺町53
電話番号 :075-491-0019
参拝時間 :午前9時から午後5時
休業日:なし
拝観料:あり