ご利益:災厄除け・邪気払い・縁結び・商売繁盛・学業成就
根津神社(ねづじんじゃ)は、東京都文京区根津に位置する神社で、日本武尊によって創祀された古社と伝えられています。東京十社の一つであり、元准勅祭社としての歴史を持ちます。社殿は宝永3年(1706年)に、甲府藩主徳川家宣(後の征夷大将軍)によって献納された屋敷地に建てられました。この社殿は権現造として称され、本殿、幣殿、拝殿が一体となった傑作として評価されています。国の重要文化財に指定された社殿が7棟あります。
根津神社はつつじの名所としても有名です。また、森鷗外や夏目漱石といった文豪たちが関わった旧跡も近くに残されています。特に鷗外は氏子として神社に縁があり、かつて使用されていた「水月ホテル鷗外荘」の旧邸が根津神社に移築されることになりました。
社名は古くは「根津権現」と称されていましたが、明治初期の神仏分離により一時期衰退しました。しかし、地元では現在も使われる場合があります。祭神としては主祭神として須佐之男命、大山咋命、誉田別命が祀られており、相殿として大国主命と菅原道真公も祀られています。
歴史的な背景も含めて、根津神社は地域の重要な宗教施設として、また文学的な関連からも注目されている神社と言えるでしょう。境内には徳川家宣胞衣塚や庚申塔などの史跡や記念碑も存在し、つつじ園も訪れる人々に楽しまれています。また、森鷗外旧邸の移築計画も進行中です。
アクセス :東京メトロ千代田線「根津駅」・「千駄木駅」より徒歩5分、東京メトロ南北線「東大前駅」より徒歩5分、都営三田線「白山駅」より徒歩10分
所在地 : 〒113-0031 東京都文京区根津1丁目28−9
電話番号 :03-3822-0753
参拝時間 :24時間
定休日 : 年中無休