【運気が上がる神社】高麗神社（埼玉・日高市）

ご利益：「出世開運」「事業繁栄」「子孫繁栄」「延命長寿」

「高麗神社」は、埼玉県日高市に位置する神社で、旧社格は県社とされています。この神社は、奈良時代に設置された高麗郡及び上総郷に関連する歴史的な要素を持っています。716年（霊亀2年）に武蔵国高麗郡が設けられ、朝鮮半島とのつながりを持つ土地とされています。鎌倉時代以降、高麗郡の領域は広がり、日高市・鶴ヶ島市の全域、そして飯能市・川越市・入間市・狭山市の一部がその管轄範囲となりました。

668年に高句麗が唐・新羅に滅ぼされた後、日本に亡命していた高句麗からの帰化人がこの地に移住しました。703年には高麗若光が王姓を下賜される出来事が伝わり、高麗若光が高句麗王族の一人として認められた可能性が示唆されています。高麗神社はこの高麗若光を祭っており、神仏習合の時代には高麗家が修験者として別当を務めました。

徳川家康が関東に入国すると、高麗神社に3石の社領を寄進しました。また、社号は明治以降「高麗神社」と称されるようになりました。境内には江戸時代に建てられた高麗家住宅が隣接しており、2005年には在日本大韓民国民団から寄贈された花崗岩製の将軍標が入口に置かれました。

この神社には、参拝した政治家の6人が後に首相になったことから、「出世神社」とも呼ばれています。2017年には天皇と皇后が初めて高麗神社を訪れ、その親拝が日本と韓国で大きく報じられました。この神社は、歴史的背景と政治家の参拝を通じて、地域の文化と歴史を象徴する存在と言えます。

公式サイト

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